筑波大特別支援教育研究センターセミナー/筑波大附属小 2006/12/232006-12-23

主催者からのお知らせです。
http://shibuya.cool.ne.jp/ldnews/20061223.pdf

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シリーズ:特別支援教育の最前線(5)
「特別支援教育のあり方が今後の学校をどう変えるか」
-特別支援教育と小学校における学級経営を巡って-

【セミナーの主旨】特別支援教育も一応の法的整備がなされ、小学校に在籍する
障害のある児童生徒への支援がより一層行きわたる体制は整ったと言えよう。し
かしながら、小学校では、学校選択制の導入による地域格差の問題や学力格差と
もいえる学力問題など、通常教育を揺るがす課題も山積している。一方、特別支
援教育も、目立った問題行動を示す児童生徒への個別的な支援だけでなく、顕著
な問題行動を示さない目立たない児童生徒を含めた日常的な学級経営や授業体制
のあり方が問われつつある。これまで特殊教育と通常教育という一線を画した感
のあった学校教育が、特別支援教育へと移行することで、両者の連続性をもって
とらえる必要も生じている。特別支援教育のあり方に関わる中教審答申において
も、「いじめや不登校等に対応する小・中学校の生徒指導体制の整備と関連づけ
た活用も含めた一層の効果的・効率的運用を促す必要」が提言されているように、
今後小学校では「学力支援」「適応支援」として全ての児童生徒への一元的支援
体制を構築する必要があるだろう。

 そこで今回のセミナーでは、障害の有無を問わず全ての小学校の児童生徒を視
野において、特別支援教育が学校教育をどう変えるか、あるいは今後の学級経営
や学校体制はどうあるべきかについて考えていきたい。

1.日 時  平成18年12月23日(土)13:00~17:30

2.場 所  筑波大学附属小学校 講堂

3.プログラム

 12:30~13:00    受付
 13:00~13:10    開会挨拶及び主旨説明
           事務連絡
 13:10~14:10    第一部講演「小学校における特別支援教育の課題」
  講師:筑波大学特別支援教育研究センター教授 藤原 義博
           (質疑応答)
 14:10~14:20     休憩
 14:20~15:50    第二部講演「特別支援教育と小学校における学級経営」 
  講師:立教大学現代心理学部心理学科助教授 大石 幸二氏  
           (質疑応答)
 15:50~16:00     休憩
 16:00~17:30    シンポジウム
  司会 藤原 義博
  シンポジスト 川崎市教育委員会指導主事  高橋 あつ子氏
         横浜市立本郷台小学校副校長 安藤 壽子氏
         所沢市立上新井小学校教諭  白倉 節子氏
         助言者    大石 幸二氏

 まとめおよび閉会挨拶

4.参加費(資料代)   1,000円(当日徴収)

5,講座の配信
 本セミナーは、沖縄県八重山市へ、e-ラーニングで配信する予定である。