公開セミナー「発達障害のある青年の就労支援-大学における支援に期待したいこと」/慶應義塾大学日吉キャンパス第4校舎 2007/10/122007-10-12

主催者からのご案内です。

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公開セミナー「発達障害の世界を知る
        -思春期・青年期の生きにくさへの理解と援助に向けて-」

第6回「発達障害のある青年の就労支援-大学における支援に期待したいこと」

講 師:向後礼子先生 
(独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター研究員)

日 時:2007年10月12日(金) 17時30分から19時

場 所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 第4校舎 B棟 J19番教室

※前回まで使用していた会場から変更になっておりますのでご注意ください。

レポートが書けない、卒論に手が付けられない、仲間とうまくコミュニケーショ
ンがとれない-多くの学生がもっている悩み。でも、それは“発達障害”からき
ているかもしれません。
今、発達障害の症状と向き合いながら、大学に通っている多くの学生がいます。
しかし、その症状は十分に理解されず、大学での適切な支援もなく、彼・彼女た
ちは“生きにくさ”に苦しんでいます。

第6回目は、発達障害を抱えた方たちの就労支援に取り組む実践家であり、研究
者でもある向後礼子氏を講師にお迎えし、「発達障害のある青年の就労支援-大
学における支援に期待したいこと-」と題し、発達障害のある青年の職業選択や
就労場面において直面する問題や、その支援体制について講演していただきます。

入場は無料です。大学生のみなさん、大学に携わる教員・職員の皆様、学生相談
室のお仕事に関わる皆様、多数のご来場をお待ちしております。

<講師のプロフィール>
向後礼子先生 
早稲田大学大学院文学研究科(心理学)博士後期課程単位取得退学。
 1993年から独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構 障害者職業総合センター
において、知的障害、1995年から学習障害等の発達障害者を対象として、学校か
ら就労への移行支援、就労継続支援などについての研究に携わる。最近では、高
等学校在学中の生徒を対象とした職業評価とその後の進路選択との関連について
検討している。
2002年~2005年は、職業能力開発総合大学校福祉工学科講師。
精神保健福祉士・臨床発達心理士・学校心理士。

<講演内容>
 青年期における重要な発達課題の1つに職業選択があります。よりよい職業選
択のためには、障害の有無に関わらず自分の特性や能力について知り、自らの興
味や関心を明確にするなどの「自己理解」を深めることが求められます。これに
加えて、発達障害がある青年の場合は、自らの障害特性との関連の中で、周囲に
求める支援の具体的な内容と範囲についても知らなくてはなりません。
 また、就労とその継続のために必要なスキルは、大学生活の中で必要なスキル
でもあるため、大学での生活支援は、就労時に必要な支援と結びついていること
が期待されます。今回は、就労や職場適応について、大学卒業までに検討される
べき本人の問題と支援体制の問題を取り上げ、それぞれについて問題提起をして
いきたいと思います。

主催: 平成17年度文部科学省学術フロンティア推進事業「超表象デジタル研究」
   バリアフリーキャンパス構築プロジェクト
   慶應義塾大学教養研究センター特定研究
共催: 学生総合センター学生相談室

お問い合わせ: 慶應義塾大学 日吉心理学研究室
 〒223-8521 横浜市港北区日吉4-1-1
 tel 045-566-1366 fax 045-566-1374
 email : txmidori@hc.cc.keio.ac.jp(担当:高山緑)

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