平成20年度特別支援教育と脳科学セミナー/国立オリンピック記念青少年総合センター 2008/11/082008-11-08

国立オリンピック記念青少年総合センター

http://www.nise.go.jp/blog/nokagaku.html

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平成20年度 特別支援教育と脳科学セミナー
PDF版はこちら http://www.nise.go.jp/kadaibetsu/nokagaku/nokagaku2008.pdf

◆趣 旨 脳科学の研究は近年著しい進歩を遂げつつあります。その成果を教育
     に活かすことと、教育に活かせる脳科学研究を進めることが、我が国
の政策として示されています。一方で脳科学に関する、必ずしも十分な科学的根
拠を持たない情報や、十分な検証がなされていない情報の流布も少なくない現況
があります。
 この状況を踏まえ、国立特別支援教育総合研究所では特別支援教育と脳科学に
関する最新の正確な情報を分かりやすく提供するとともに、特別支援教育と関連
した脳科学の発展を推進していく活動の一環として本セミナーを企画しました。
 近年最も注目されている脳科学の研究分野である分子生物学とヒトの脳機能画
像研究の第一人者より、自閉症に関する最新の脳科学の研究成果を講演していた
だきます。さらにそれを基に教育・医療・保護者の立場から、日頃の疑問点を専
門家に聞くと同時に、自閉症のある人をどのように教育・治療・養育するかの課
題に直面している立場から、脳科学が現在及び将来どのように役立つのか、そう
なるような研究のためには関係者がどのように協力していけるのか、について話
し合います。平成20年度から世界自閉症啓発デーが制定されたこともあり、時期
を得た話題だと思います。

主 催 国立特別支援教育総合研究所 (要事前登録:参加無料)
     参加申込書はこちら
     http://www.nise.go.jp/kadaibetsu/nokagaku/H20mousikomisho.pdf

定 員 200名 (定員になり次第締め切ります)

日 時 平成20年11月8日(土) 午前10:00 開始 (9:30より受付開始)

場 所 国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 国際会議室
 住所:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3番1号
 TEL :03-3469-2525

プログラム
【第1部】 自閉症の脳科学と支援(10:00?12:55)
 10:00 セミナーの趣旨 教育と脳科学の橋渡し(bridging)と今後の展望
     西牧 謙吾 (国立特別支援教育総合研究所)
 10:10 自閉症の分子遺伝学的研究の展望
     渥美 義賢 (国立特別支援教育総合研究所)

 遺伝分子生物学の基礎的情報、自閉症の遺伝分子生物学的研究の現状について
の全般的な情報と講演者の最新の研究成果を報告します。

 11:00 自閉症の脳機能画像研究
     桑原 斉 (東京大学医学部附属病院精神神経科)

 自閉症の脳機能画像研究の全般的な研究成果を含めて、NIRSを用いた講演者の
最新の脳機能画像学的研究成果を報告します。

 12:05 自閉症の理解・支援と脳科学-医療臨床と教育と保護者の立場から-
     桑原 斉 (東京大学医学部附属病院精神神経科)
     今井 忠 (日本自閉症協会東京都支部)
     渥美 義賢 (国立特別支援教育総合研究所)
     小澤 至賢 (国立特別支援教育総合研究所)

 教育・医療・保護者の立場から、日頃の疑問点を専門家に聞いて正確な情報を
共有することを目的の一つとしています。さらに、自閉症のある人をどのように
教育・治療・養育するかの課題に直面している立場から、脳科学が現在及び将来
どのように役立つのか、そうなるような研究のためには関係者がどのように協力
していけるのか、について会場の参加者を交えて話し合います。

 12:55 昼休み・昼食

【第2部】 脳機能画像研究の可能性(14:00-16:20)
 14:00 乳幼児教育の脳科学
     多賀厳太郎 (東京大学大学院教育学研究科)

 講演者の乳幼児の学習に関する研究成果を中心にNIRSを用いた乳幼児の早期教
育に関する脳機能画像学的研究の可能性について報告します。

 15:00 リハビリの脳科学
     宮井一郎 (森之宮病院)

 運動障害のリハビリによる機能回復と関連した脳機能についての講演者のNIRS
を用いた脳機能画像学的研究成果を報告してもらうと共に、運動時におけるNIRS
記録の方法について報告します。

16:20 終了

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