発達障害という視点から~わたしの出会った少年たち/神奈川県立青少年センター ホール 2009/08/272009-08-27

日 時 平成21年8月27日(木)
    午後2時~午後4時20分 (開場午後1時30分)

場 所 神奈川県立青少年センター ホール
    http://www.pref.kanagawa.jp/sosiki/kenmin/map/0230.html

講 師 京都ノートルダム女子大学 心理臨床センター長
    心理学部心理学科 教授 藤川 洋子氏

経 歴 大阪大学文学部哲学科卒業(心理学専攻)家庭裁判所調査官とし
    て東京、名古屋、京都、大阪などに勤務 東京大学医学部客員研究員

プロフィール
  1987年神戸大学医学部精神科に内地留学 1997年北米司法事情研究のため、
  ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコの各家庭裁判所を訪問調査。
  1999年アスペルガー障害と犯罪特性に関するわが国初の研究を実施。
  2006年春夏 発達障害者更生プログラムを持つ病院、少年施設見学等のた
  め渡英 2007年国立青少年教育振興機構の企画協力や矯正施設での治療的
  面接に従事

主な著書
 「わたしは家裁調査官」(NHK土曜ドラマ「少年たち」ネタ本)著者
 「非行」は語る 「少年犯罪の深層・家裁調査官の視点から」
 「わたしの出会った少年たち」 「春のはじまる朝・家裁調査官物語」
 「子どもの面接ガイドブック虐待を聞く技術」など

青少年期にあらわれる社会不適応等を理解し、これからの支援に役立てるための
講演です。

対象者 教育・相談関係者等 青少年の心の問題に関心のある方

申込み方法 FAX・電話 8/20まで

青少年サポート課あて
 電話045-263-4467 FAX.045―242-8190

無 料

主 催 神奈川県(県立青少年センター)・神奈川県警察本部(少年育成課)

後 援 神奈川県教育委員会・横浜市教育委員会・川崎市教育委員会

特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議高等学校WG報告(案)2009-08-27

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/21/1283092_3.pdf

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  高等学校における特別支援教育の推進について
  高等学校ワーキング・グループ報告(案)
  特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議
  高等学校ワーキング・グループ

高等学校における特別支援教育の推進(高等学校ワーキング・グループ報告)

 目 次
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1.高等学校における特別支援教育の必要性・・・・・・・・・・・・ 3
2.高等学校における特別支援教育体制の充実強化・・・・・・・・・ 5
3.発達障害のある生徒への指導・支援の充実・・・・・・・・・・・10
4.高等学校入学試験における配慮や支援等・・・・・・・・・・・・13
5.キャリア教育・就労支援等・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

はじめに

特別支援教育については、学校教育法等の改正により平成19年4月から新たな
制度としてスタートしてから2年余が経過した。
この間、高等学校を含む各学校においては、平成19年4月に出された文部科学
省初等中等教育局長通知「特別支援教育の推進について」等に基づき校内委員会
の設置、実態把握の実施、特別支援教育コーディネーターの指名、特別支援教育
支援員の配置、個別の指導計画や個別の教育支援計画の作成・活用、さらに教職
員研修など教員の専門性向上のための取組など、特別支援教育の体制整備が進め
られている。

小・中学校の通常の学級に6%程度の割合で発達障害等のある児童生徒が在籍し
ている可能性があることから考えると、97%を超える進学率である高等学校に
おいても多くの発達障害等により支援が必要な生徒が在籍していると推測される。
また、中学校の特別支援学級の生徒の23%(2,470人)が高等学校等(高
等学校本科・別科、高等専門学校)に進学している実態もある。しかしながら、
高等学校においては、多様化した生徒の実態に対応した改革が進められているも
のの、特別支援教育の体制整備状況を見ると、体制整備の着手の遅れや、リソー
ス面・制度面からの支援が現時点では十分なされていない、といった要因もあり、
小・中学校に比べ、校内委員会の設置、実態把握の実施、特別支援教育コーディ
ネーターの指名といった基本的な体制整備は遅れている。また、特別支援教育支
援員についても、一部の自治体において単独事業で配置されているものの、財政
事情の悪化等もあり、地域数、人数とも拡がりが見られない実情である。

高等学校においては、これまでも、主として生徒指導・教育相談等の観点から発
達障害の生徒も含め課題のある生徒への指導・支援が行われてきている。しかし
ながら、幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、それに対応した適切な
指導及び必要な支援を行うという特別支援教育の理念の実現という観点から見る
と、高等学校における特別支援教育の取組は緒についたばかりであり、発達障害
等のある生徒への指導・支援を中心として、まだまだ取り組むべき多くの課題が
残されているといえる。

このような高等学校における特別支援教育の状況を踏まえ、「特別支援教育の推
進に関する調査研究協力者会議」の下に置かれた本「高等学校ワーキング・グル
ープ」において、1高等学校における特別支援教育の推進体制整備、2高等学校
における発達障害のある生徒への教育支援(入学試験の配慮のあり方、生徒への
指導、進路指導)等の課題について、平成21年4月以来、7回に亘り検討した。
今回、そのとりまとめを行い、「特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会
議」における検討に供するため報告を行うものである。

本報告書は、高等学校における特別支援教育の充実方策について、発達障害のあ
る生徒に対する配慮や支援に重点を置いて提言を取りまとめたものである。しか
しながら、高等学校においては発達障害以外の障害のある生徒も在籍しており、
そのような生徒に対する配慮や支援についても、本報告書の提言を踏まえつつ、
今後一層の充実が図られることを期待するものである。

特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議高等学校WG 配付資料2009-08-27

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/1283069.htm

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特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議高等学校WG(第3回)配付資料

1.日時 平成21年5月25日(月曜日)16時~18時

2.場所 中央合同庁舎第7号館 東館5階 5F2会議室

3.議題 1.中高連携や高等学校の入学試験における配慮について
     2.その他

4.配付資料
 協力者会議(第12回)、高等学校WG(第1、2回)における主な意見
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/attach/1283070.htm
 高等学校の入学試験における配慮の事例
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/attach/1283071.htm
 瀧島委員発表資料 (PDF:260KB)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/14/1283069_3.pdf
 山岡委員発表資料 (PDF:216KB)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/14/1283069_4.pdf
 今後の日程
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/attach/1283073.htm
 特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議高等学校WG(第1回)議事要旨
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/1269202.htm

 お問い合わせ先 初等中等教育局特別支援教育課

特別支援教育推進に関する協力者会議高校WG(第3回) 山岡委員発表資料2009-08-27

特別支援教育の推進に関する調査研究協力者会議高等学校WG(第3回)配付資料
 山岡委員発表資料 (PDF:216KB)
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/054_2/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/08/14/1283069_4.pdf

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  高等学校の入学試験における配慮の在り方について
  日本発達障害ネットワーク・副代表 NPO法人全国LD親の会・理事
                               山岡 修

I 高等学校の入試の状況 (全国LD親の会の会員調査より)
 調査の概要:2005 年度に会員調査を行い、315名から回答を得て集計したもの
 1.中学校の学級籍 (n=315)
 ◇中学校の学級籍×高校(公立・私立・養護学校)
 2.中学校卒業後の進路選択
 (1)進路選択について(n=315)
 *困ったことがあった(n=176)内容
 (2)高校の入学試験
  [1] 入学試験に際して、受験先の学校と本人の障害についての相談(n=315)
 ◇相談×高校(公立・私立・養護学校)
  [2] 入学試験のとき、特別の配慮について(n=315)
 ◇配慮×高校(公立・私立・養護学校)
 *「希望したので、配慮があった」の配慮内容
 *「希望したが、配慮はなかった」の希望した配慮内容
 (3) 高校入試に関しての要望

II 高等学校の入学試験における配慮の在り方
 1.配慮事項
 (1)学科試験
  [1] 別室受験
  [2] 試験問題の拡大
  [3] 時間延長
  [4] ワープロ使用
  [5] 一部科目の免除、変更、代替
  [6] 問題の読み上げ
  [7] 口頭による回答
 (2)その他
  [1] 中学との引き継ぎ
  [2] 個別の説明(入試、学校生活、進路)

 2.配慮を受けるための条件
  障害があるために、通常の入試の形式や条件では
  不利益を受ける
  本来持っている能力が発揮できない
 [例]
  答えは分かっているが、字が書けない
  集団の中では、集中ができない
  読字障害があるために、通常の形体や大きさでは読むことに困難がある

 3.配慮を受ける必要性の確認
 (1)医師の診断書
 (2)在学校からの申請(在学中の支援と同等の配慮)
 (3)その他(1)(2)と同等の判定等であって学校長が認めた場合

 4.在学中の配慮・支援
  高等学校の在学中に適切な支援を受けられる体制を整備することが必要
  (入試で受けた配慮と同等の配慮は在学中も必要)

 5.本人・保護者の声 (色々な考えの本人・保護者がいる)
  (1)なんとか、普通高校を卒業したい。
    せめて、高校は卒業させたい。
    →高等特別支援学校の校名の工夫
  (2)発達障害があることが分かると、入試で落とされるのではないか?
    発達障害があることを言わないで入試をパスしたい。
  (3)発達障害に適した学校がなかなかない

III 高等学校における特別支援教育における課題
 「いかに入学させ、無事卒業させるか」ではなく、
 「いかに受け入れ、一人ひとりのニーズに応じて、進学や将来の自立や社会参
 加に向けた教育を行っていくか」が大切

 1.発達障害等に適した教育課程を持つ学科の設置
 2.高等学校における特別支援学級、通級による指導等の特別な場の設置
 3.特別な教育課程の編成
  ソーシャル・スキル
  コミュニケーション・スキル
  社会生活能力
  自己理解
  自己有能感の醸成

 4.就労・自立に向けた教育課程の編成
  作業学習、職業訓練
  就労体験、職場実習、

 5.卒業後のアフター・スクールの設置
  1年程度の専攻科を設置して、職業訓練などを行う
  商業高校、特別支援学校施設を利用して昼間部を設置する等

6.進路指導
  本人の適性にあったきめ細かな進路指導、就職支援

7.進路先への引き継ぎ
                                以上

特別支援教育 平成19年度に実施した事業 平成20年度実施事業 文科省2009-08-27

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006.htm

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支援事業

 文部科学省では、発達障害を含む障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに
応じた支援を行うため、幼稚園から高等学校における支援のため体制整備を推進
するなど各種事業を実施しております。

平成19年度実施事業
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/001.htm

平成20年度実施事業
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/002.htm

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平成19年度「職業自立を推進するための実践研究事業」実施先一覧 中間報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/001/1234635.htm

平成19年度「共生社会を目指した障害者理解の推進(特別支援教育研究協力校)」
指定校一覧 中間報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/001/1234636.htm

平成20年度指定「発達障害早期総合支援モデル事業」モデル地域 中間報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/1270303.htm

平成19年度指定「発達障害早期総合支援モデル事業」モデル地域 最終報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/1270304.htm

平成20年度指定「高等学校における発達障害支援モデル事業」
モデル校 中間報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/1270305.htm

平成19年度指定「高等学校における発達障害支援モデル事業」
モデル校 最終報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/006/1270306.htm