星槎教育研究所主催 不登校・ひきこもり理解啓発セミナー/苫小牧市文化交流センター 2010/06/192010-05-22

NPO法人星槎教育研究所主催不登校・ひきこもり理解啓発セミナー

第1部:シンポジウム『いろいろな特性を持つ子どもたちと共に暮らせる社会』
第2部:講師を囲む会/個別相談会

日 時:平成22年6月19日(土) 13:30~17:00(受付開始13:00~)

場 所:苫小牧市文化交流センター 「アイビープラザ」講習室
    苫小牧市本町1丁目6-1 TEL:0144-33-8131

資料代:お一人様500円(第1部のみ) 定 員:80名

北広島市特別支援教育推進サポート組織専門委員の武内隆央、特別支援教育コー
ディネーターの水出友子が参加します。お困りのこと、お悩みのことがございま
したら、当日会場にてお気軽にご相談ください。

第1部 シンポジウム

◆コーディネーター◆
札幌学院大学准教授 二通(につう)諭(さとし)氏
◆シンポジスト◆
(有)トップゼミ青葉塾副塾長 大野木(おおのぎ)章子(しょうこ)氏
障がい児者を支援する会「まめの木」代表 北山(きたやま)敦子(あつこ)氏

第2部 参加団体
(有)トップゼミ青葉塾
障がい児者を支援する会「まめの木」
星槎国際高等学校(他、数団体予定)

☆不登校・ひきこもりでお困りの保護者の方!
☆発達障がい・特別支援教育を勉強中の方!
☆学校職員の研修の場として!(学校単位での受付も可能です)
☆ご興味・ご関心のある方はどなたでも!

後 援:苫小牧市教育委員会 北海道通信社 室蘭民報 毎日新聞社
    朝日新聞 読売新聞 北海道学習障害児・者親の会「クローバー」
申請中:北海道教育委員会 千歳市教育委員会 北広島市教育委員会
    恵庭市教育委員会 苫小牧民報社 北海道新聞社

お申し込み
TEL:011-208-3111 FAX:011-281-9611 E-mail:sapporo@seisa.ed.jp
NPO法人星槎教育研究所 札幌事務局
〒060-0005 札幌市中央区北5条西12丁目16
(担当:武内・加藤)

大学入試センター・入学者選抜研究機構の発足に際して 2010/04/012010-05-22

http://www.dnc.ac.jp/modules/research/content0011.html

大学入試センター・入学者選抜研究機構の発足に際して

 本研究機構は、大学入試センターが試験の実施のみならず入学者選抜研究にお
いてもその中核拠点としての役割を果たすことをめざし、平成22年4月1日に発
足しました。既設の研究開発部が主に試験の実施を支えるための基盤的研究に従
事してきたのに対し、本研究機構は(1)社会的な要請の高い課題に迅速に取り
組むこと、その研究体制として(2)大学入試センター研究開発部との共同研究
はもちろん、国内外の大学、研究機関、当該の専門家との連携を強め、より広い
視野から有効な研究アプローチを選択すること、さらに(3)得られた研究成果
について積極的な情報発信に努めることを3本の柱と考えています。これらの目
的を達成するため、本機構が取り組む研究課題は3~5年の時限とし、研究組織
の構成員もまたそれと連動する期間に任期を限ることにしました。
 本機構の研究組織は次の3部門により構成されています。各部門とも当面2つ
のテーマを掲げて研究を進めていきます。
 第1の部門は入学者選抜における「障害者支援」に関する研究に取り組みます。
視覚障害者に対する試験時間の延長、音声出題といった課題については従来から
研究を進めてきましたが、それに加えて、発達障害などのある受験者の入学者選
抜の状況を調査し、これからの支援のあり方を検討します。
 第2の部門は「新テスト開発」です。高校までの教育と大学教育との接続が困
難になっているとの指摘があります。大学全入化といわれるなかで、大学での学
習に必要な進学準備とは何か、いかにしたら適正な学習の場に到達できるのか、
新しい試験の開発や新たな入学者選抜の工夫が求められています。大学入試セン
ターが実施してきた法科大学院適性試験は平成22年6月をもって終了しますが、
これまで蓄積してきた知見を一般の大学院入試にどのように生かすことができる
のか、この点もこれからの入学者選抜の課題のひとつと考えています。
 第3の部門は「大学入試評価」です。大学入試の多様化が進むなかで入試の機
能不全が指摘されています。入試に必要とされる選抜機能、診断機能はどのよう
に働いているのか、またどのようであるべきなのか、大学入試スタンダード(標
準)についての統計学・理論的な検討を進めます。また同時に、大学システム全
体の変化をも視野にいれながら、外国の事例等を参照し、入試の質的な評価基準
の設定及び入学者選抜の制度についても調査と検討を進めます。
 以上をまとめれば、本研究機構のテーマは、同時代の求める大学入学者選抜と
は何か、を追い続けることであるともいえます。皆さまのご指導とご鞭撻をお願
い申し上げます。

                大学入試センター・入学者選抜研究機構
                機構長(試験・研究副統括官) 荒井 克弘

分野及びメンバー紹介

○障害者支援部門

視覚障害に関する研究

メンバー 藤芳 衛(特任教授) 南谷 和範(特任准教授)
 テストのユニバーサルデザインとは試験の開発当初から障害を有する受験者を
はじめ、すべての受験者に公平に配慮して試験を設計する手法です。大学入試セ
ンター試験はこのテストのユニバーサルデザインで設計されております。しかし、
開発当初から30カ年度以上を経過した現在、近年の科学技術の進歩を活用してそ
の改善が求められております。また、国連の「障害者の権利に関する条約」の批
准を前に、条約が規定する合理的な配慮の公平性を実現するためには障害を有す
る受験者に対する受験特別措置のさらなる改善のための研究開発を進めていきま
す。

研究課題

1 中途失明者や重度の弱視者及び読字障害者の試験方法を改善するため音声や
 コンピュータによる出題等、新たなテストメディアの開発
2 試験時間や出題問題量の適正化等、試験の公平性の研究
3 試験問題の質の向上と作成作業の効率化のため特別問題所内一貫作成システ
 ムの研究開発

発達障害に関する研究

メンバー 上野 一彦(特任教授) 立脇 洋介(特任助教)
 わが国では発達障害の人がおよそ6%いるといわれています。発達障害に対す
る教育的支援は、他の障害に比べ遅れていますが、義務教育での特別支援教育の
導入や高等学校での発達障害支援モデル事業など急速に進行しています。それに
比較し、大学での対応は大きく遅れています。半数の人が大学へ進学する現状を
踏まえますと、高等教育の入学段階でも、アコモデーションが必要であると考え
られます。そのために、公平かつ妥当なアコモデーションのあり方について検討
していきます。

研究課題

1 入試におけるアコモデーションを必要とする発達障害のある生徒数の推定
2 入試におけるアコモデーションの先進事例に関する研究
3 発達障害のある生徒に関する適切なアコモデーション内容に関する研究
4 発達障害のある受験生がアコモデーションを申請する際の手続き要件に関す
 る研究
5 入試におけるアコモデーションの公平性に関する研究