NHKデジタル教材ブログ 発達障害者に広がった大学への道 2010/10/132010-10-13

http://www.nhk.or.jp/school-blog/500/62353.html

 来年行われる大学入試センター試験から、コミュニケーションの苦手な発達障
害の受験生に配慮した試験が行われることになりました。今回は、発達障害を持
つ若者に、少しだけ広がった大学進学の道について取り上げます。

 どんな配慮がなされる?

 さまざまありますが、おもなものは3点です。1つは、試験時間の延長。解答
に時間がかかることに配慮して、通常の受験生より1.3倍長い試験時間に延長
されます。2つめは、拡大文字の問題用紙。文字を読むのに支障がある場合は、
普通の問題用紙より、1.4倍に拡大された問題用紙が配られます。3つめは、
別室での受験。出願の時点で、あらかじめ希望を出せば、一般の受験生とは別室
で試験を受けることができます。このほかにも、本来なら一人で試験会場に入ら
なくてはいけないところを、会場の入り口まで付き添いが認められたり、マーク
シート方式(解答欄を塗りつぶす)ではなく解答欄の数字にチェックを入れるだ
けでよい「チェック方式」に変えたりできるようになります。いずれも、事前に
申請して、大学入試センターに認められた場合に限られます。--略