マルチメディアデイジーの特性と可能性/伊藤忠記念財団 2011/05/222011-05-22

伊藤忠記念財団は、平成22年度より障害のある子どもたちを主な対象に、読書支
援事業を開始しました。直接的な支援としては、児童書をマルチメディアデイジ
ー化し、全国の特別支援学校及び大規模都市の公立図書館に、3月末に無償配布
しました。
さて、障害の中には、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害、発達障害な
ど様々な種類があり、また同じ障害でも大きな個人差があります。そのため、一
人一人の障害の状況に応じた読書支援が大切であり、音訳テープや触る絵本、手
話絵本、拡大読書器など、様々な読書バリアフリー資料、器材、機器が開発され
ています。
マルチメディアデイジーもその一つです。パソコンや専用機器上で、一人一人に
合わせた色々なアレンジができるので、様々な障害のある人たちへ読書 支援が
できる可能性を持っています。しかし、歴史も浅くまだまだ数が少ない状態です。
今回の講座では、読むことに障害のある方への多様な読書支援の方法とともに、
マルチメディアデイジーについて学ぶ機会とします。ぜひご参加下さい。

主 催: 財団法人伊藤忠記念財団
共 催: NPO法人 バリアフリー資料リソースセンター(BRC)

●日程、会場 平成23年5月22日(日) 午後1時00分~午後5時00分
                 開場:午後12時30分より
 財団法人伊藤忠記念財団 2階ホール 住所:東京都板橋区大谷口2-3-6

●講座内容 マルチメディアデイジーの特性と可能性
13:00~13:10 開講式
13:10~14:10 1読むことに障害のある人への図書館サービス
        ~みんなに読む喜びを伝えるために~
       墨田区立あずま図書館 山内 薫先生
14:20~16:20 2マルチメディアデイジーができるまで
     ~書籍がマルチメディアデイジーになるまでの一連の流れを学ぼう~
       伊藤忠記念財団 中村 信行
16:30~16:45 伊藤忠記念財団が新たに目指す活動
       伊藤忠記念財団  矢部 剛
質疑応答・閉講式

●対象: 学校教職員及び学校図書館司書、公立図書館司書及び職員、ボランテ
    ィア、障害のあるお子さんがいるご家族等、障害児の読書支援に関心の
    ある18歳以上(高 校生不可)の方。
●定員: 30名(申し込み先着順)
●受講料: 無料
●問い合わせ&申し込み (必ず事前にお申し込み下さい)
財団法人伊藤忠記念財団に電話かファクスかメールで、1お名前、2参加会場、3
連絡先(住所、電話番号)、④所属(活動先等のある方のみ)をお知らせ下さい。
電話:03-3974-2531 / FAX: 03-3974-2049 / mailto:cds@itc-zaidan.or.jp

また、伊藤忠記念財団のホームページ
http://www.itc-zaidan.or.jp/itc_zaidan_cds_20110522.htm
にも案内を掲載しております。