2011年7月28日 参議院内閣委員会における山東昭子議員の質問についての回答2011-08-23

公開前提と言うことだそうですので、個人名など伏せて公開致します。

------------------ここから回答

●●●● 様

 私の参議院内閣委員会での質問をご静聴いただき感謝申し上げます。お盆をは
さみまして数日事務所を不在にしており、御返答が遅れましてお詫びいたします。
今回の質問はアスペルガー症候群を含む発達障害が医療ないし科学的見地から改
善できればという思いからさせていただきました。
もちろんアスペルガー症候群が犯罪に結びついたり、突然発症したりすることは
必ずしもあり得ないということは承知しているつもりでしたが、質問の中で誤解
を与える部分があったことは福祉政策に携わる者として反省を踏まえ、対処して
参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

------------------ここから質問

山東昭子議員事務所御中

はじめまして。●●県●●市在住の●●●●と申します。

日頃より、山東議員におかれましては障害者福祉政策推進にご努力頂いておりま
すこと、感謝申し上げます。

さて、さる7月28日の参議院内閣委員会での議員の以下の発言に関しまして、
何点かご質問させて頂きます。

1.議員はアスペルガー症候群などの「発達障害」と「精神障害」あるいは「精
  神疾患」とを混同されていませんでしょうか。確かに改正された障害者自立
  支援法や今回改正の障害者基本法での整理では、「精神障害」には「発達障
  害」を含むと言うことですが、これはあくまでも従来の「知的」、「身体」、
  「精神」の三障害の枠組み、そして現行の「手帳制度」枠内でのいわば便宜
  的措置であると捉えていますがいかかでしょうか。

2.議員は「普通の子供が突然十七歳ぐらいになって凶暴になって事件を起こす」
  とも発言されていますが、これはアスペルガー症候群の子どもをさしてその
  ように述べられたのでしょうか。もしそうであれば、アスペルガー症候群と
  診断された子どもを持つ親御さんや、関係者、とりわけご本人に対して不安
  を植え付ける発言とも取られかねません。どのようにお考えでしょうか。

3.議員は豊川市主婦殺害事件、長崎男児誘拐事件、佐世保クラスメート殺害事
  件などの具体的事例を挙げて、アスペルガー症候群と凶悪事件との関連性を
  指摘していますが、これら事件の背景や経緯についてはどの程度精査された
  のでしょうか。専門家の間でも異論があるように聞いていますし、国会とい
  う公の場での発言でもありますので、その裏付けについてご教示頂けますと
  幸いです。

以上、突然のぶしつけな問い合わせとなりましたが、よろしくご回答いただきま
すようお願い申し上げます。

なお、今回のメールでのやり取りは原則公開でお願い申し上げます。私の個人情
報につきましては、住所・メールアドレス以外は公開していただいてかまいませ
ん。よろしくお願い申し上げます。

-------以下転載

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0101/177/17707280058014c.html

第177回国会 内閣委員会 第14号平成二十三年七月二十八日(木曜日)

○山東昭子君 やはり専門家の育成、教育ということ、特にこれからも力を入れ
ていただきたいと思います。
 さて、障害の中でも精神的なものに注目をしたいと存じます。それはアスペル
ガー症候群でございます。一九四四年、オーストリアの小児科医、アスペルガー
博士が報告したこの病はアインシュタインやヒトラーなどいろいろな人が持って
いたと言われておりますけれども、この病を持った人が、全てではないのですけ
れども、普通の子供が突然十七歳ぐらいになって凶暴になって事件を起こすとい
うようなこともあります。そうした犯罪に結び付くということ、これが非常に心
配でございます。
 二〇〇〇年、愛知県の豊川市で主婦殺害、二〇〇三年、長崎での男児誘拐事件、
また二〇〇四年、同じ長崎、佐世保の小学校六年の女子がクラスメートを殺害し
た。いずれもアスペルガーだったとのことでございますけれども、こうした発達
障害や心神喪失に関しての法律はできても、日本ではこのアスペルガーや発達障
害に関しての調査や研究が遅れていると思いますけれども、これに関して厚労省
の現状をお知らせいただきたいと思います。
○政府参考人(木倉敬之君) お答え申し上げます。
 御指摘のように、アスペルガー症候群の方々始め、この発達障害と言われます
方々に対します法律、発達障害者支援法、これを議員立法で制定をいただきまし
て、十七年から施行されております。この法律の中では、発達障害のその特性に
着目をしました支援、これを推進していくということが位置付けられているわけ
でございますが、その支援のノウハウというものはまだまだ十分に確立されてい
るとは言えないというふうに認識をしております。
 このために、的確な早期の診断、それからそのアセスメントの手法、それから
先生御指摘のように、ライフステージ全体を通じた支援方法などについて調査研
究を進めてその成果を共有していくことが今後更に重要な課題だというふうに認
識しております。
 このため、厚生労働省におきましては、これまでの研究事業等で、発達障害の
的確な早期診断、評価に関する標準的な手法の確立、また激しく自分を傷つけら
れるような行為、あるいは物を壊すというような強度行動障害と言われますよう
な支援の難しい困難な事例に対する支援方法の確立、また学齢期あるいは青年期
におきまして、学校でありますとか職場への不適応を起こしやすい事例に対する
支援の確立などに重点を置きまして調査研究事業を進めております。これらの成
果といたしまして、これまでも、発達障害の特性があるかどうかを早期にきちん
と評価するための標準的な評価指標の開発、それから親御さん等にも分かりやす
く支援の手法を理解をしていただくためのリーフレット、あるいは学校や職場の
方々にも分かっていただくためのマニュアルなどを作成してきておるところでご
ざいます。
 これらのものを、国の設置をしております発達障害情報センターあるいは各都
道府県で設置を進めていただいております発達障害者支援センター、こういうと
ころでの研修等を通じて広く普及に努め、活用に努めてまいりたいと。また、今
の文部科学省の取組等と連携をして更に施策の充実を図ってまいりたいというふ
うに考えております。
○山東昭子君 これらに関しては、治療方法というものは何かあるんでございま
しょうか。
○政府参考人(木倉敬之君) 今までも、その障害、現れた障害に対する軽減と
いいますか、動揺しない、急にパニックに陥らないための支援方法というふうな
ことで、医学も含めた研究が進んできているというふうに思っております。しか
しながら、根本的にそれを治療をしてということについてはまだまだ研究途上に
あるんじゃないかというふうに考えております。

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