電子書籍とDAISYの動向整理 @ ウィキ 「読むこと」に困難のある人々2011-10-03

http://www45.atwiki.jp/accessiblereading/

このwikiについて
さまざまな障害で「読むこと」に困難のある人々への支援について考えるため、
 ・電子書籍とそのアクセシブルなフォーマットであるDAISYに関する動向
 ・電子書籍やデジタル教科書・教材等のアクセシビリティに関する動向
に注目し、情報を整理します。

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小中学校での合理的配慮 検討進むも議論は迷走 中央教育審議会特別委2011-10-03

http://www.fukushishimbun.co.jp/news/110926/02.html

 中央教育審議会初等中等教育分科会の「特別支援教育の在り方に関する特別委
員会」が、小中学校で行う合理的配慮について検討を進めている。ワーキンググ
ループ(WG)を設けて専門的な議論もしている。しかし、障害のある子が障害
のない子たちと一緒に通常学級で学ぶ際に必要な調整や工夫と、これまでに特別
支援学校で行ってきた障害特性の配慮を混同して合理的配慮と呼ぶ場面もあり、
議論は迷走している。

特別支援学校におけるアシスティブ・テクノロジー 活用ケースブック2011-10-03

http://www.nise.go.jp/cms/7,5215,32,142.html

国立特別支援教育総合研究所 平成21-22年度 専門研究A B-262

障害の重度化と多様化に対応するアシスティブ・テクノロジーの活用と評価に関
する研究
-49の活用事例を中心に学ぶ導入,個別の指導計画,そして評価の方法-
研究代表者: 棟方 哲弥

全体を表示 [8061KB pdfファイル]
http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/5215/seika4.pdf

本ケースブックについて

第1章 学校におけるアシスティブ・テクノロジーの活用の基本
 第1節 基本的な考え方-位置付けと用語の解説-
 第2節 学校における活用事例の事例数の推移と傾向
 第3節 体系的な整理の枠組みと事例フォーマット

第2章 学校でアシスティブ・テクノロジーの活用に取り組むために
 第1節 校内体制と指導体制
 第2節 設備・機器・予算
 第3節 効果的な研修の方法と内容
 第4節 個別の指導計画と個別の教育支援計画
 第5節 評価の考え方と方法

第3章 アシスティブ・テクノロジー活用事例
 第1節 はじめに
 第2節 研究協力機関から得られた活用事例のテーマの候補一覧
 第3節 活用事例のフォーマットと事項の説明
 第4節 活用事例一覧(コラムを含む。)

第4章 さらに進んだ実践のために-まとめにかえて-

資料
・活用事例の一覧表
 執筆者一覧

文部科学省 平成24年度概算要求主要事項 7.特別支援教育の推進2011-10-03

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2011/09/30/1311670_009_1.pdf

7.特別支援教育の推進

前年度予算額 7,986,707千円  平成24年度要求・要望額 8,185,644千円

7-1.特別支援教育総合推進事業

前年度予算額 252,722千円   平成24年度要求・要望額 26,899千円

7-2.特別支援教育就学奨励費負担金等

前年度予算額 7,583,229千円  平成24年度要求・要望額 7,897,857千円

7-3.教科用特定図書等普及推進事業

前年度予算額 125,244千円   平成24年度要求・要望額 134,743千円

7-4.民間組織・支援技術を活用した特別支援教育研究事業

前年度予算額 25,512千円   平成24年度要求・要望額 26,145千円

教科用特定図書等普及推進事業 支援技術活用特別支援教育研究事業 2011/102011-10-03

http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2011/09/30/1311670_010_1.pdf

○教科用特定図書等普及推進事業

前年度予算額 7,583,229千円 平成24年度要求・要望額 7,897,857千円

障害のある児童及び生徒が十分な教育を受けることができるように、多くの弱視
児童生徒のニーズに対応した標準規格に基づく拡大教科書等の普及、ボランティ
ア団体等にとって使い勝手のよい教科書デジタルデータの提供等、教科用特定図
書等の普及促進等を図る。

○民間組織・支援技術を活用した特別支援教育研究事業

前年度予算額 25,512千円  平成24年度要求・要望額 26,145千円

発達障害等のある児童生徒の障害特性などに応じた適切な教科用特定図書等や教
材を提供するため、その支援技術等に関する研究や普及推進を実施する。また、
就労支援など特に課題とされている分野等について先導的な取組を行っているN
PO等民間団体に対し、実践研究を委託する。

Bulletin of WHO 09/2011 障害のある人々のために本の力を解き放つ2011-10-03

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/WHO_bulletin201109.html

障害のある人々のために本の力を解き放つ

出典: Unlocking the power of books for people with disabilities
Bulletin of the World Health Organization
Volume 89, Number 9, September 2011, 621-700
http://www.who.int/bulletin/volumes/89/9/11-020911/en/index.html#.Tl_7TTIijT

アラビア語版デジタル録音図書の登場は、数多くの心躍る開発成果の一つであ
る。リン・イタニ(Lynn Itani)が報告する。

モハメッド・ソブヒ(Mohamed Sobhi)は、人生の大半を本を読むために苦労し
ながら生きてきた。視力が低く(メガネや治療あるいは医学的・外科的介入では
矯正不可能な両側性障害)、普通の文字サイズの文章を読むことができないので、
コピー機を使って拡大することから始めたが、これは時間のかかるプロセスで、
しかも大量の紙が発生した。スキャナーが登場してからはコピーの手間を省き、
モニター画面で文章を拡大表示するだけにした。しかし大学に進学すると、エジ
プトのアレクサンドリアに住む現在28歳のソブヒは、自分の選択肢が再び狭まっ
ていることに気付いた。--略