マルチメディアデイジー版教科書の普及促進に関する意見書採択自治体2011-12-29

http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=217815814177914582205.0004b49c2e43d88bf94fb&msa=0

マルチメディアデイジー版教科書の普及促進に関する意見書を議会で採択自治体
の一覧をグーグルマップとしました。一部データに漏れがあると思います。お気
づきの点お知らせ頂けると幸いです。

ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会 報告書 2010/07/092011-12-29

http://www.soumu.go.jp/main_content/000073526.pdf

ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会 報告書 平成22年7月9日

3-1-3-1-4-2-2. 教育:ポータブル電子図書室

電子教科書は、タブレット型端末を電子ブックリーダーとして使用することで実
現していく。機能としての電子教科書には、電子教材の進化と普及による「学び
の革新」という側面以外に、学校教育において、児童・生徒が膨大な知の資産た
る過去の書籍に、何時でも何処でもアクセスできるという「電子図書室」として
の側面がある。

地域情報メディアであるV-Low は、郷土の伝承情報をはじめとする地域の知の資
産の接触機会を増やして多様性を知ることに活かすことができる。V-Low の教育
利用は、郷土史を含む電子図書室としての利用から始まると考える。

放送と通信の連携を教育現場のニーズに合わせたアクセス手段として具体化する
とすれば、端末内に蓄積しておいていつでも通信を経ないで利用できるようにし
たいコンテンツはV-Low の放送波で一括配信し、個別のコンテンツは通信経由と
するイメージが描ける。

3-1-3-1-4-2-3. 福祉:「障碍者」を減らすV-Low メディア

都市計画や街づくりのアナロジーで考えたい。例えば、そもそも、都市計画や街
づくりが、車椅子の方が移動に不便のないような配慮や設計がなされていれば、
「歩けない」という障碍は社会的には存在しないと考えることができる。自然と、
歩ける人と同じように社会活動や社会貢献ができるようになる。誰が「障碍者」
であるかは、絶対的なものではなく、社会設計との兼合いで相対的に決まるもの
だからである。

新しい情報メディアの立上げに際し、都市設計や街づくりと同じように、メディ
アを設計する時点で配慮する視点は、その利用者においても、その制作者におい
ても、「障碍者」と見なされる人が、コンテンツ制作に参加していくのにV-Low
を利用していくというところにある。支援の対象としてではなく、障碍者が雇用
の機会を得て、納税者として社会貢献する存在になるのを支援するメディアの可
能性を検討すべきである。

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V-Low帯→地上放送の完全デジタル化によって空く周波数のうちVHFの第1~第3チ
ャンネルの18MHz幅