社会保障審議会障害者部会(第59回)議事録(抜粋) 2014/10/312016-03-20

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000069927.html

社会保障審議会障害者部会(第59回)議事録(抜粋)

○場所 厚生労働省専用第22会議室(中央合同庁舎第5号館18階)

○出席者 駒村康平部会長、阿由葉寛委員、石野富志三郎委員 石原康則委員、
伊藤たてお委員、伊豫雅臣委員、大濱眞委員、小澤温委員、河崎建人委員、菊池
馨実委員、久保厚子委員、小西慶一委員、佐藤進委員、竹下義樹委員、玉木幸則
委員、藤堂栄子委員、中村耕三委員、野沢和弘委員、日野博愛委員、広田和子委
員、本條義和委員、伊藤寛幸参考人、末吉孝徳参考人、原田勉参考人

○藤堂委員 JDDネットの藤堂です。今までおっしゃったことに加えてですが、
お手元に資料で『ノーマライゼーション』の11月号に出した原稿があるかと思い
ます。既にJDDネットの会員団体に、それぞれの論点に対してどんな希望がある
かということは聞いており、それをまとめておりますので、後でお目通しいただ
ければと思います。
 それから、3点発言させていただきます。先ほどおっしゃったように、教育の
分野や就職等、福祉だけではなくて、他の分野との連携をきちんと視野に入れて、
総合福祉法を考えていただきたいと思います。具体的には、14ページの「就労支
援施策」ですが、特別支援学校からの就労とか、障害福祉サービスからの就労が
基本の統計になってしまっているところがどうかなと思っております。拠り所が
そこしかないのかもしれませんが、発達障害という概念が3年前に入ったばかり
なので、この基になっているところにはほとんど反映されていないのではないか
という感じがするのです。そうすると、既に企業に入っている人に対する支援が
全然この中では配慮されていないのかなとか、自分でどうにか仕事を見付けてき
ている人もいるのだということで、そういう方たちにもジョブコーチ等の支援が
必要になってくるのではないかと思います。
 19ページの「障害支援区分への見直し」の中で、新たに読み書きの困難と感覚
過敏・鈍磨が入ってくるということで、それに対してどのように考えるのかをき
ちんと位置付けて話していただきたいと思います。
 28ページに「意思疎通支援」と書いてありますが、もう1つ「情報アクセシビ
リティ」という考え方があるかと思うのです。マラケシュ条約が今議論されてい
て、私たち読み書きができない人たちにとって、著作権が非常に邪魔をして、見
たい本がすぐに見られないという問題がありますので、そういうことにも触れて
いただきたい。また、その情報保障をするための機器の保障についても討論して
いただければと思います。以上です。

---------

○編集人注

月刊「ノーマライゼーション障害者の福祉」2014年11月号 目次
 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n400/index.html

 配布資料2-1
 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000066369.pdf

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック