近畿視情協職員研修会ご案内/ライトハウス情文センター 2014/02/202014-02-20

近畿視情協 平成25年度 職員研修会のご案内

 近畿視覚障碍者情報サービス研究協議会(近畿視情協)では2月20日に下の
ような研修会を開催いたします。この研修会は本会加盟館の職員向けに開催する
ものですが、一般参加も可能です。関心をお持ちの方はぜひご参加ください。
 この研修会は大きく二つのテーマを取り上げます。
 一つめのテーマは、国立国会図書館が今年度中に開始することになっている障
害者用デジタルデータ配信サービスの概要と利用方法、今後の展望等についてご
紹介します。サピエ図書館に加えて、障害者サービスの有力な情報源として注目
を集めるとともに、サピエ図書館との連携についても期待されています。
 二つめのテーマは昨年(2013年)に相次いで成立した「障害者差別解消法」と
「マラケシュ条約」を取り上げます。
 いずれも先頃日本も批准した国連の障害者権利条約を背景に障害者の差別を撤
廃することを目的に成立した法律と条約です。
 障害者差別解消法は行政機関や事業者に差別を解消するための措置とともに、
「合理的配慮」の実現を求めています。「合理的配慮」の定義や範囲の規定等、
まだまだ整理すべき点はありますが、2016年4月の施行を前に私たちもどの
ような法律かを知っておきたいと思います。
 マラケシュ条約は英語圏やスペイン語圏の国境を越えた録音資料の流通の円滑
化とアクセシブルな電子出版の標準規格とされるEPUB3    の普及、そ
れにこの条約がめざす理念を実現するために公認機関とされる図書館の役割等を
規定しています。
 ともに、まだ私たちには馴染みの薄い法律や条約ではありますが、今後、障害
者サービスの発展や充実に大きく影響することが見込まれます。ぜひ、この機会
に学習していただければ幸いです。

近畿視情協 平成25年度 職員研修会 開催要項

日時:平成26年2月20日(木)13時~16時30分
場所:日本ライトハウス情報文化センター 4階「会議室1」
   (大阪市営地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅 2番出口すぐ)
      〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-13-2
        TEL 06-6441-0015
        FAX 06-6441-0095
  アクセス http://www.iccb.jp/access/
定員:50名
参加費:無料
参加申込み:2月13日(木)までに、お名前、所属、連絡先を明記のうえ、
FAX・Eメールで、近畿視情協事務局まで申し込んでください。(ただし、
定員になり次第締め切りとさせていただきます)

 近畿視覚障害者情報サービス研究協議会(近畿視情協)事務局
   〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-13-2
            日本ライトハウス情報文化センター内
   TEL 06-6441-0015
   FAX 06-6441-0095
   Eメール info@lnetk.jp

【 プログラム 】
司会:服部 敦司(近畿視情協 事務局長)

13:00  開会・会長挨拶
13:05 講演1
「国立国会図書館の障害者用デジタルデータ配信サービスについて」
講師  南 亮一 氏(国立国会図書館関西館 図書館協力課長)
14:05 休憩
14:15 講演2
「障害者差別解消法の概要と今後の障害者への情報保障について」
講師 奥山 幸博 氏
(日本DPI(障害者インターナショナル)会議事務局次長)
15:15 講演3
「マラケシュ条約と今後の障害者への情報保証について」
講師 南 亮一 氏(国立国会図書館関西館 図書館協力課長)
16:00 質疑応答
16:30  終了

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