障がいのある学生の修学支援に関する検討会 委員名簿 平成24年6月2012-06-06

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1322292.htm

石川  准 静岡県立大学国際関係学部教授
巖淵  守 DO-IT Japan事務局長
大島 友子 日本マイクロソフト株式会社マネージャー
近藤 武夫 東京大学先端科学技術研究センター講師
白澤 麻弓 筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター准教授
鈴木 慶太 株式会社Kaien 代表取締役
高橋 知音 信州大学教育学部教授
竹田 一則 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
殿岡  翼 全国障害学生支援センター代表
中野 泰志 慶應義塾大学経済学部教授
広瀬 洋子 放送大学ICT活用・遠隔教育センター教授
福永 博俊 長崎大学工学部教授
松尾 秀樹 佐世保工業高等専門学校教授
吉永 崇史 富山大学学生支援センター特命准教授
渡辺 崇史 日本福祉大学健康科学部准教授
※五十音順

お問い合わせ先 高等教育局学生・留学生課

障がいのある学生の修学支援に関する検討会 1回配付資料 2012/06/062012-06-06

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1322309.htm

障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第1回)

1.日時 平成24年6月6日(水曜日) 14時00分~16時00分

2.場所 文部科学省16F特別会議室

3.議題
  検討会の設置について
  本検討会での検討課題等について
  その他

4.配付資料
資料1 障がいのある学生の修学支援に関する検討会の開催について
資料2 障がいのある学生の修学支援に関する検討会の検討内容の
   公開について(案)
資料3 障がい者をとりまく背景等 (PDF:47KB)
資料4 高等教育段階における障がいのある学生の現状 (PDF:68KB)
資料5-1 大学入試センター試験における特別措置の状況 (PDF:35KB)
資料5-2 個別試験において障がいのある受験者への配慮を行っている大学数
    (平成23年度入試) (PDF:35KB)
資料6 平成24年度の障がい学生支援関連予算について (PDF:26KB)
資料7 高等教育段階における「合理的配慮」や支援に関する論点等
資料8 当面の検討会のスケジュールについて(案)

参考資料1 合理的配慮等環境整備検討ワーキンググループ報告(概要)
参考資料2 中央教育審議会初等中等教育分科会特別支援教育の在り方に関する
  特別委員会報告
  共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援
  教育の推進概要(案)
参考資料3 厚生労働省障害者雇用対策課提出資料 (PDF:625KB)

 お問い合わせ先 高等教育局学生・留学生課

DiTT 読みに困難のある児童の通常の学級でのデジタル教科書・教材の活用 2012/06/052012-06-06

http://121.119.176.71/office/DiTTprjL.pdf

実証研究プロジェクト L
読みに困難のある児童の通常の学級でのデジタル教科書・教材の活用

L.1 実証研究のテーマ

2002年に文部科学省が実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要
とする児童生徒に関する全国調査」によると、通常学級に在籍し、知的発達に遅
れはないものの、読み書きなどの学習面か行動面かで著しい困難を示すと担任の
先生が回答した子どもの割合は、6.3%に達する。これは、国内の小中学生約
1,000万人から推計すると63万人、40人学級には各学級に2.5人ずつこのような困
難を示す子どもが在籍していることになる数字である。これらの困難がある子ど
もは、目が見えない、車椅子を利用しているといった意識されやすい身体的障害
ではないが、学習障害(LD =Learning Disability)、注意欠陥/多動性障害
(ADHD=Attention Deficit/Hyperactivity Disorder)といった障害がある可能性
があり、障害に応じた配慮や支援がされるべきであり、どのような配慮や支援を
行うべきかは、対象の子どもの人数の多さからも、多くの教育関係者にとって重
要な課題である。
近年、これらの子どもの学習に、デジタル教科書・教材が有効な支援になること
を検証する研究が行われてきている。
本実証研究は、通常学級に在籍する学習に困難のある子どもを対象に、本人が在
籍する通常学級におけるデジタル教科書・教材を利用しての学習効果について検
証する。これに対し、通常学級に在籍する学習面や行動面で困難のある子どもを
対象に、通級指導教室で実施する個別指導におけるデジタル教科書・教材の活用
については、実証研究プロジェクトMで検証している。

L.2.5 使用したデジタル教科書・教材の詳細

教科書 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が障害のある児童・生
    徒のために提供しているマルチメディア版DAISY教科書の国語 光村書店
小学校5年生および社会科東京書籍小学校5年生DAISY2.02日本語拡張仕様でデジ
タル化されており、専用の再生ソフトウェアを使用することで、文章の読み上げ、
読み上げている文章のハイライト表示が行われ、画面の拡大、読み上げ速度の変
更、画面や文字の色の変更等が画面にタッチしたりマウスを使うことで自由に行
える

教材 学級担任が作成した社会科(日本の農業・工業を学ぶ)の教材を教科書と同
   じ仕様でデジタル化したもの

試験問題 国語、社会科の単元テストをデジタル化したもの教科書と同じ仕様で、
     教科書の引用文、問題文などを読み上げさせることができ、読み上げ
ている文章のハイライト表示も行われ、速度の変更などの調整も使用者が自由に
行うことができる

DiTT 学習に困難のある児童の通級でのデジタル教科書・教材の活用 2012/06/052012-06-06

http://121.119.176.71/office/DiTTprjM.pdf

実証研究プロジェクト M
学習に困難のある児童の通級でのデジタル教科書・教材の活用

M.1 実証研究のテーマ

学校教育法の規定により、身体に障害があるなどの理由で学校生活を送るうえで
特別な支援を必要とする子どものために、全国に特別支援学校と特別支援学級が
設けられており、2006年の文部科学省の統計によると、特別支援学校の小中学部
に56,315人が在籍、小中学校に設けられている特別支援学級に104,544人が在学
・在籍している。
一方、1993年より、小・中学校の通常の学級に在籍しほとんどの授業を通常の学
級で受けながら、学習面や行動面で困難が見られるため、週に一日程度、特別の
指導を通級指導教室で受ける形態(通級)が正式に開始された。通級は2006年に自
閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害の子どもも対象になったこともあり通学者
が増加しており、2006年の統計によると、全国で41,448人の子どもが通級による
指導を受けている。
本実証研究は、近年増加している学習において何らかの困難があり、通常学級に
在籍しながら通級に通学している子どもの、通級の個別指導でのデジタル教科書
・教材を用いた学習の効果を検証する。
これに対し、通常学級に在籍する学習に困難をかかえる子どもを対象にした通常
学級におけるデジタル教科書・教材の適切な利用の効果については、実証研究プ
ロジェクトLで検証している。

コンテンツ仕様 通常の教科書(文部科学省検定済教科書)をデジタル化した教科
        書とデジタル教材
デジタル教科書は公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が障害のある
児童・生徒のために提供しているマルチメディア版DAISY教科書

DAISY2.02日本語拡張仕様でデジタル化された教科書で、専用の再生ソフトウェ
アを使用することで、文章の読み上げ、読み上げている文章のハイライト表示が
行われ、画面の拡大、読み上げ速度の変更、画面や文字の色の変更等が画面にタ
ッチしたりマウスを使うことで自由に行える

再生ソフトウェア DAISY Consortium AMIS 3.13 日本語版、
         Dolphin EasyReader 6.02 日本語版