出版UD研究会 さまざまな読者のわかりにくさをどう解消していけるか~脳科学研究者の立場から~/東京しごとセ 2008/02/082008-02-08

転載歓迎します。

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 第19回出版UD研究会 シリーズ・わかりやすく伝える(6)
 さまざまな読者のわかりにくさをどう解消していけるか
 ~脳科学研究者の立場から~

開催日時:2008年2月8日(金)18:15~20:45(受付開始:17:45)

ゲストスピーカー:近藤武夫
    (東京大学 先端科学技術研究センターバリアフリー分野 特任助教)

 出版UD研究会では、これまで5回にわたり、「わかりやすく伝える」とい
うテーマで、知的障害者向けの新聞づくり、視覚障害者向けの音声ガイドづく
り、文字で情報を得るのがむずかしい人向けに視覚や触覚を活用した出版物の
可能性(ピクトグラムや写真、触図など)、聴覚障害者(とくに手話を第一言
語としている人)にとっての読書について取り上げてきました。
 これら一つ一つの事例を取り上げると、とても特別なニーズのように思えま
すが、じつはさまざまな共通点も浮かび上がってきます。
 たとえば、伝える側は、こんなことは「知っているだろう」「わかってあた
り前」という固定観念を持ちやすいものですが、受け手である読者にとっては、
わかっていなかったり、むずかしいと感じてしまうことが少なくないようです。
 そして、さまざまな立場の読者のニーズを知ったり、わかりやすく伝えるた
めの技法を取り入れ、くふうしていくことによって、出版物がよりユニバーサ
ルデザインに近づき、新たな読者層を広げていくきっかけになると思います。
 今回は、東京大学の近藤武夫さんをお迎えし、これまで研究会で取り上げて
きた内容の中から、読者により「わかりやすく伝えていく」ために大切と思わ
れるポイントについて解説していただきます。また、アスペルガー症候群など、
相手の意図やメッセージがつかみにくい状態を体験しながら、「なにがわかり
にくいのか」「どう伝えていけばよいのか」を一緒に考えていく場にしたいと
思います。

ゲストスピーカー プロフィール 近藤武夫(こんどう・たけお)
 1976年長崎県生まれ。財団法人長寿科学振興財団リサーチ・レジデント、広
島大学教育学研究科助手を経て現職。ADHDや学習障害、自閉症スペクトラ
ムなど軽度発達障害児を対象に、遊びや学習活動を通じた生活支援を行うとと
もに、軽度発達障害や感覚器障害等が、生活上の困難さにつながるメカニズム
を明らかにし、支援の開発に役立てるための研究を行っている。
 第10回出版UD研究会(2006年6月23日)では、「脳神経心理学からみたわ
かりやすさ・ここちよさ」というテーマで講演いただきました。

会場: 東京しごとセンター(飯田橋)5F・第2セミナー室
 ◆千代田区飯田橋3-10-3
 ◇JR中央線「飯田橋駅東口」より徒歩7分。
 ◇都営地下鉄大江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅A2出口」よ
  り徒歩7分。
 ◇東京メトロ東西線「飯田橋駅A5出口」より徒歩6分。
 ◇ http://www.shigotozaidan.jp/map.html

参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
定員50名につき、予約制とさせていただきます。
参加希望の方は、希望の回、お名前、所属先(勤務先・学校名など)、連絡先
(メールアドレスなど)をご記入のうえ、メール、ファックス、郵便のいずれ
かでお申し込みください。 (先着順。定員になり次第、〆切となりますので、
あらかじめご了承ください)
 ◆メールアドレス :sanka@ud-pub.org  
 ◆ファックス:03-5988-9161
 ◆郵便:〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101 読書工房内 出版UD研究
     会事務局宛

当日はレジュメを用意いたしますが、そのままでは読めない・読みにくい方のた
めに、事前にテキストデータを送付することが可能です。必要な方はお申し込み
の際に「テキストデータ希望」とお書き添えください。

会の終了後、懇親会があります(参加費4000円程度)。 詳細は参加申し込みを
していただいた方に後日お知らせします。

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