「教育と医学」 2010年10月号(2010/9/27発売)/慶應義塾大学出版会2010-10-07

http://www.keio-up.co.jp/np/inner/30688/

「教育と医学」10月号は、第1特集が「『発達障害』の疑問に答える 3
[教育・支援篇]Q & A」、第2特集は「情動的知能(EI)とは何か」です。
(8月号[理論・概念篇]、9月号[診断・治療篇]に続く特集です)

●巻頭随筆 「発達障害児への教育のかかわり」
 針塚 進(九州大学大学院人間環境学研究院教授)
 http://www.keio-up.co.jp/kup/kyouiku/zuihitsu/
 大学や大学院でも、発達障害をもつ学生への支援の必要性が注目されるように
 なってきています。

●特集1・「発達障害」の疑問に答える 3[教育・支援篇]Q & A

◆「Q:通常学級に在籍する発達障害を思わせる児童にどう対応すればいいで
 しょうか?」
 回答:板垣裕彦(道都大学社会福祉学部特任教授)
 <主な見出し>子どものつまずきの把握と適切な指導の工夫/気になる行動
 の把握/学習環境の整備/学習活動の進め方/校長のリーダーシップ発揮に
 よる校内体制の整備/学級担任を支える人的な配置/特別支援教育コーディ
 ネーターを中心とした外部機関との連携

◆「Q:通級による指導および特別支援学級での対応はどうあるべきでしょうか
 ?」
 回答:武田鉄郎(和歌山大学大学院教育学研究科教授)
 <主な見出し>通級による指導での対応/特別支援学級での対応/交流および
 共同学習/特別支援学級の弾力的運用

◆「Q:特別支援教育の中の養護教諭とスクールカウンセラーの役割とは?」
 回答:上林靖子(中央大学文学部教授)
 <主な見出し>養護教諭が果たす役割/特別支援教育のための校内委員会/養
 護教諭の健康相談/保健室の環境づくり/スクールカウンセラーはどんな役割
 を果たすことができるか/スクールカウンセラー活用のための課題

◆「Q:不登校になった発達障害をもつ子どもへどう対応したらよいでしょうか
 ?」
 回答:山下 淳(千歳篠田病院精神科医師)
 <主な見出し>発達障害および不登校傾向の再考と、教育支援体制の見直し/
 家庭環境の再評価/別の障害や疾病が併存していないでしょうか?/「四つの
 深刻度」と今後の課題

◆「Q:教師など教育現場の方にとって、養育者との連携で大切なことは何でし
 ょうか?」
 回答:田中康雄(北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究セン
 ター教授)
 <主な見出し>教師と養育者側の衝突/連携の定義/「連携の困難性」に対し
 て/連携するうえで配慮するべき事柄

◆「Q:幼稚園・保育園と小学校との連携で重要な点は何でしょうか?」
 回答:瀬口康昌(国立病院機構肥前精神医療センター小児科医長)
 <主な見出し>幼稚園・保育園と小学校との連携に関する一般的なこと/発達
 障害をもつ子どもの支援、移行支援としての幼保小連携について

◆「Q:五歳児健診と発達障害児への就学前の取り組みについて教えてください」
 回答:小枝達也(鳥取大学地域学部地域教育学科教授)
 <主な見出し>五歳児健診の目的/五歳児健診の内容/保育所、幼稚園の参加
 /事後相談と就学前の取り組み

◆「Q:発達障害児の親ときょうだいへの支援はどうあるべきでしょうか?」
 回答:川谷正男(福井大学医学部小児科助教)
 <主な見出し>発達障害児の家族に対する支援の必要性/発達障害児のきょう
 だいに対する支援の重要性/きょうだい関係に影響を与える要因/きょうだい
 児の心理状況と適応/発達障害と遺伝/きょうだい支援の実際

◆「Q:発達障害のある人の就労の現状について教えてください」
 回答:小川 浩(大妻女子大学人間関係学部教授)
 <主な見出し>就労率は3~4割/不安定な賃金と身分/職場でどのような問
 題が起きるのか/障害者雇用と通常の雇用の違いは/どのような支援を活用す
 ればよいか

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