日本特殊教育学会第47回大会/宇都宮大峰キャンパス他 2009/09/19-212009-09-21

http://ks001.kj.utsunomiya-u.ac.jp/~shien/jase47.html

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開催日:2009年9月19日(土),20日(日),21日(月)

場 所:宇都宮大学峰キャンパス/栃木県総合文化センター(3日目記念講演)

<大会記念講演>
 柳田邦男 氏(ノンフィクション作家)
 「人間として生きるとは~障害を生きる人々との出会いから~」
 (2009年9月21日 栃木県総合文化センターメインホール.無料一般公開)

<教育講演>
1 前川久男 氏(筑波大学)「DN-CAS認知評価システムについて」
2 松田 直 氏(群馬大学)「重度・重複障害児教育における実践研究の
      これまでとこれから-係わり手のあり方の省察を視点として-」
3 宮崎英憲 氏(東洋大学)
      「特別支援教育の展開と課題─新学習指導要領を踏まえて─」
4 下司昌一 氏(明治学院大学)「特別支援教育と学校カウンセリング」

<学会企画シンポジウム>
 「幼小中高一貫した特別支援教育システム整備の諸条件」

<学会企画ワークショップ>
 「研究助成による実践研究のすすめ」

<学会企画公開講座>
 藤川洋子 氏(京都ノートルダム女子大学)
 「発達障害者の理解と支援~「犯罪・非行」への誤解と偏見を越えて~」

<学会・準備委員会合同企画シンポジウム>
 「脳科学は特別支援教育にどう貢献するか?」

 <学会・準備委員会合同企画ワークショップ>
 第一部「東アジアにおけるインクルーシブ教育の現状と可能性」
 第二部「インクルーシブ教育の東アジアモデルの可能性と意義
    -欧米モデルの理論的・実践的隘路の克服-」

<準備委員会企画シンポジウム>
 1「自閉症の人への様々な支援アプローチ」
 2「特別支援教育における実践的見識の蓄積と共有のあり方」
 3「特別支援教育の現状と課題」
 4「ICFはいかに障害児教育の課題を継承し,克服するのか」

<準備委員会企画公開講座>
 「心豊かな共生社会をめざして-ベーテルとこころみ学園の実践から-」
 (2009年9月21日 宇都宮大学峰キャンパス 旧講堂.無料一般公開)

学習障害を支援するマルチメディアDAISYの活用と展開 NHKニュース2009-09-21

http://www.nhk.or.jp/shutoken/lnews/03.html

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読字障害児支える新教材

読み書きに障害がある子どものために開発された教材を多くの人に知ってもらお
うと、東京で開かれた研究者の会合で、教材を使った効果が報告されました。
(以下略)

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http://www.jset.gr.jp/taikai25/program/workshop.html

        日本教育工学会 第25回全国大会(東京大学)ワークショップ
        学習障害を支援するマルチメディアDAISYの活用と展開

     9月19日(土)18:00~19:30 会場:293-1 河西 由美子(玉川大学)

 マルチメディアDAISY (Digital Accessible Information System) は、音声と
映像、文書をシンクロさせて展示する情報システムです。特に「読字障害(ディ
スレクシア)」と呼ばれる文字の認識への障害に対して大きな効果のあることが
近年注目されています。諸外国では組織的な教科書のマルチメディアDAISY化が
進んでいますが、日本では少数のボランティアグループがDAISY教科書を自作し
なければならない現状です。また一般教室では、教員の無理解から、障害のある
児童・生徒が個人用のコンピュータを通してマルチメディアDAISYを活用するこ
とが許可されず、有効な支援が行われない状態になっています。本ワークショッ
プでは、マルチメディアDAISYの紹介と自作システムの展示などを通して、マル
チメディアDAISYの今後についてその展望を議論したいと思っています。

NPO法人えじそんくらぶ AD/HDの冊子ダウンロード AD/HDを正しく知る2009-09-21

http://www.e-club.jp/category/adhd/adhd_download

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NPO法人えじそんくらぶでは、ADHDの理解と支援だけでなく、親子支援のための
冊子も、コピーフリーで発行しています。自由にダウンロードできますので、広
くご活用下さい。

冊子のダウンロードにあたってご確認ください。
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/79.html

[無料ダウンロード冊子]
よりよい親子関係のために ~ストレスを減らす3つのヒント~
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/1753.html

[無料ダウンロード冊子]
実力を出しきれない子どもたち ~AD/HDの理解と支援のために~
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/91.html

[無料ダウンロード冊子]
青年期以降のADHDの理解と支援の冊子 ~大人のADHDストーリー~
ADHDという名の贈り物」
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/119.html

[無料ダウンロード冊子]
子育てママを応援します! ~子育てストレスを減らす3つのヒント~
http://www.e-club.jp/adhd/adhd_download/139.html

第四回 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 意見書 2009/08/252009-09-21

http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_04/pdf/shiryo_4.pdf

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第4回)議事録 (作成中)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_04/gijiyoshi.html

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                             2009年8月25日
 第四回 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 意見書
             障害者放送協議会著作権委員会 委員長 井上芳郎

1.はじめに

○文化庁資料「著作権法の一部を改正する法律案の概要」(第一回法制問題小委
員会資料)では、「障害者の情報利用の機会の確保」に関し、来年1 月1 日の
「改正著作権法」施行により「障害者も健常者と同様に多様な情報へのアクセス
が可能」になるとされている。
○今回の法改正は障害者等の情報保障促進の観点からいえば、大きな前進であり
歓迎すべきことと評価している。しかし残念ながら、あくまでも現行著作権法の
枠内での改正ということもあり、私どもが十年来要望してきた内容から考えると、
積み残しとなってしまった課題も多いのである。
○引き続き著作権法の抜本的な見直しを要望していくものではあるが、今回は
「権利制限の一般規定」(日本版フェアユース規定)導入により、この積み残さ
れた課題解決への道が一部開けるものと考え、導入に対しては「是」とする立場
で意見を申し述べたい。

2.権利制限の一般規定(日本版フェアユース規定)導入による障害者等の情報
保障

○私どもは過去二回にわたり本著作権分科会小委員会の場で、障害等の理由で著
作物をそのままの形式では利用できない多くの人々が存在し、またその困難の様
態については実に多様であり、現行著作権法での限定列挙的な権利制限規定での
対応を取る限り、全てを網羅することは不可能であると、説明してきたところで
ある。
○今回の法改正では文化庁の国会答弁で示されたように、「視覚や聴覚により認
識することに障害のある者であれば広く障害の種類を問わずに権利制限の対象と」
し、「典型的なものとして視覚障害者や聴覚障害者」を示したが、「これはあく
まで例示」であるとしている。私どもの主張の一部が取り入れられたものと理解
している。
○このことにより権利制限規定の対象となる者の範囲が広げられ、一歩前進した
ことは歓迎するものであるが、「視覚や聴覚により認識することに障害のある者」
という再定義に留まったため、例えば治療のためギブスで上肢を固定している人、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)やCP(脳性麻痺)等で、視覚による認識は可能だが
特定のユーザーインターフェースを必要とするため、形式変換(電子化)されな
ければ情報を得られない人々、また高齢や疾病等でいわゆる「寝たきり」の状態
になった人等が、その対象として含まれるのか必ずしも明確ではない。
○対象者の認定方法について文化庁の国会答弁では、「障害者手帳とか医師の診
断書も一つの方法」だが情報提供の「事業主体が個別に確認をしていく」とのこ
とである。これは私どもの要望の一部が理解されたものと歓迎するものではある
が、かえって法文上に明確に示されないという理由から、事業主体側等の判断で
対象者が狭く限定されてしまうおそれもある。
○私どもの要望としては、障害その他の個別的理由によらず、通常の形式で提供
される著作物の利用が困難であるという事実をもって、その対象者にすべきと主
張してきた。今回の「改正著作権法」の解釈や実際の運用上の配慮から、前述の
ような人たちも対象にされるべきと考えるが、権利制限の一般規定(日本版フェ
アユース規定)の導入により、さらに円滑な解釈や運用が可能になるものと考え
る。
○次に、緊急災害時の情報保障に関連して述べる。緊急災害時の放送に対する字
幕や手話の付与等について、これまでも関係障害者団体等より要望がなされてい
るところである。視覚障害者等のための副音声解説も必要である。しかしながら
国としては緊急災害時に備えて、24時間体制で高度な技術を有する字幕、手話等
の制作要員を確保するための経費負担等の困難を理由として、いまだに不十分な
状態のままである。
○災害対策基本法では、国の責務として「組織及び機能のすべてをあげて防災に
関し万全の措置を講ずる」とされている以上、このような事態は一刻も早く解消
されねばならない。障害者団体等の調査でも、緊急災害時等の情報保障が不十分
であることから、様々な問題が生じていることが明らかにされている。しかしそ
の一方で、明日にでも起こるかも知れない緊急災害に対して、どう対処したらよ
いのかという現実的で切実な問題もある。
○緊急災害時の放送の情報保障上の不備に対しては、障害者団体や支援団体等の
いわば自助努力により、補われてきた経緯がある。その多くがボランティアベー
スでの活動であり、人命にも関わる重大事であるにもかかわらず、極めて困難な
条件のもとで行われていることを是非知っていただきたい。
○このような活動では、例えば一旦テレビ放送された災害情報に、字幕、手話等
を付与し、インターネット等で公衆送信するとか、放送内容を文字に起こして電
子メールやファクスを使って一斉送信をするなど、技術的にはボランティアベー
スであっても十分に可能であるし、実際に一定条件のもと部分的には可能である。
しかも場合によっては障害者に限らず、いわゆる健常者にとっても有益であると
考えられることもある。しかし著作権法上の制約が、このような活動を萎縮させ
る原因になっている。
○したがって、すべての障害者等への情報アクセスの障壁が取り除かれるまでの
間は、人の安全・安心にかかわる緊急避難措置として、権利制限の一般規定(日
本版フェアユース規定)により、無許諾での著作物利用についての合法性を担保
することが必要であると考える。たとえ一時的にせよ著作権者の権利が制限され
ることはあっても、そのことで多くの国民の生命や財産が守られるのであれば、
このような活動には大きな公益性があるといえる。
3
3.むすび

○障害者等の情報保障促進という課題は、一部障害者等のみの問題ではなく実は
国民全体に係わりがあるということを、まとめに代えて申し述べておきたい。日
本は今や、高齢化率が21%を超え「超高齢社会」に突入したといわれる。そして
日本の高齢化は、世界に例をみない速度で進行しているといわれる。
○人は皆必ず老いていき、老いとともに身体機能が低下し、場合によってはいわ
ゆる「寝たきり」の状態になることもある。試みに仰向けになって寝たまま、両
手で本を支えて読書してみればすぐに分かることであるが、健常者や若年者にと
ってもなかなか難儀なことである。腕や首がしびれてくるし、目も大変疲れる。
○不幸にして「寝たきり」状態になっても、自分の好きな時に他人の手を借りず
に、自由に読書できる。このようなことが出来てこそはじめて、真に文化的な国
家といえるのではなかろうか。最近のコンピュータやインターネット等の技術革
新は、このようなことにこそ積極的に活用されるべきである。そして、著作権法
第一条の「文化の発展に寄与することを目的とする」という文言も、生きたもの
となるのではなかろうか。

                                  以上

自閉症の子どもたち DVD バリアフリーを目指して/日本自閉症協会2009-09-21

http://www.autism.or.jp/book05/dvd1.htm

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 このビデオは自閉症という障害について多くの方に知っていただきたいと考え
製作いたしました。保護者の方のご了解をいただき、自閉症の子どもの実際の映
像を使っています。自閉症という障害を少しでも多くの方に理解していただくた
めにご活用ください。

<目次>
1.自閉症の子どもたち
2.自閉症ってなに?
3.もっと知って自閉症のこと
4.自閉症のある人へのメッセージ
5.家族からのメッセージ

<企画・製作> 社団法人 日本自閉症協会

<助成> 独立行政法人福祉医療機構

 DVDの注文はこちらから 定価1,200円(送料・税込み)
 http://www.autism.or.jp/book05/formmail-dvd1/index.html

幼稚園・保育所における「気になる子ども」支援/発達障害教育情報セ2009-09-21

http://icedd.nise.go.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=257
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_a/a-36/a-36_5.pdf

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平成20年度 研究紀要 第36巻
「気になる子ども」「気になる保護者」についての保育者の意識と対応に関する
調査-幼稚園・保育所への機関支援で踏まえるべき視点の提言-」より

【この論文では】
 幼稚園や保育所の保育者の先生方は、「気になる子ども」という言葉で、保育
上に何らかの課題がある子どもを表現することがあります。本論文では、保育者
の先生方にとって「気になる子ども」とは、具体的にどのような子どもなのか等
についてアンケート調査を行いました。併せて、「気になる保護者」ついても調
査を実施しました。調査対象は、人口が40万人規模の都市にある全ての幼稚園と
保育所、合計78か所の保育者としました。そのうち52か所(回収率66.7%)の幼
稚園・保育所の585名の保育者の先生方から回答がありました。調査項目は以下
の通りです。

1.回答者の属性 (勤務する幼稚園・保育所、経験年数、年齢、勤務形態、担任
 学年と障害のある子どもの所属の有無、障害のある子どもの保育の経験)
2.「気になる子ども」について(「気になる子ども」とは、「気になる子ども」
 がいる場合の保育上課題、「気になる子ども」への試み、「気になる子ども」
 の保護者とのかかわりの課題、「気になる子ども」の保育にあたって、園にあ
 れば良いと思うもの
3.保護者について( 保護者から受ける相談、「気になる保護者」とは)
4.専門機関などへの期待すること
5.保育について困ったことがあるときの相談相手
6.受けたい研修はどのような内容か
 --略