WIPO ステークホルダー・プラットフォーム第4回中間報告 (抄訳) ― 2010-11-29
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/wipo_report_201028.html
WIPO(世界知的所有権機関)
ステークホルダー・プラットフォーム第4回中間報告(抄訳)
原文(英語):Standing Committee on Copyright and Related Rights
Twenty First Session Geneva, November 8 to 12, 2010
Fourth Interim Report of the Stakeholders’ Platform
http://www.wipo.int/edocs/mdocs/copyright/en/sccr_21/sccr_21_10.pdf
著作権及び著作隣接権に関する常任委員会 第21回セッション
2010年11月8~12日 ジュネーブ
ステークホルダーズ・プラットフォーム(Stakeholders’ Platform)の
第4回中間報告 事務局作成文書
はじめに
1. 本第4回中間報告は、2010年10月23日にニューデリーで開催されたステークホ
ルダー・プラットフォームの第5回会合の結果について報告するものである。
2. 2008年11月に開催された著作権及び著作隣接権に関する常任委員会(SCCR)
の第17回セッションにおいて、委員会は、視覚障害者の特別なニーズについて確
認し、失明者、視覚障害者及びその他読書障害者のこれらのニーズに対して、速
やかに、適切な検討を経た対応をすることが重要である旨を強調した。これには、
限界や例外についての分析を踏まえたうえで、保護された著作物へのアクセスの
促進及び増強を図るにはどのような方法・手段があるかを国内及び国際的なレベ
ルで話し合うことが含まれる。さらには、障害を持った人々による保護されてい
る著作物へのアクセスを確保するために取決めを促すべく、世界知的所有権機関
(WIPO)にステークホルダー・プラットフォームを設置することも含まれよう。
3. 上述の任務に基づき、WIPO事務局は、著作権の権利者及び印刷字が読めない
障害を持つ人々を含めた視覚障害者の具体的なニーズ、懸念及び代替的フォーマ
ットによる著作物への障害者のアクセスを促進するという目標達成に向けてのア
プローチ案を研究するために、彼らの権利を代表する主要なステークホルダーに
対して二つの会合に参加するよう求めた。
4. これまでのステークホルダー・プラットフォームの会合の開催状況は、次の
とおり。
第1回会合: 2009年1月19日、ジュネーブにて開催。
第2回会合: 2009年4月20日、ロンドンにて開催。
第3回会合: 2009年11月3日、アレキサンドリア(エジプト)にて開催。
第4回会合: 2010年5月26日、ジュネーブにて開催。
5. 上記の会合の中間報告は、SCCRの第18回、第19回及び第20回セッションにお
いて提出され(文書番号は、それぞれSCCR/18/4、SCCR/19/10及びSCCR/20/6)、
プラットフォームの最新の作業状況が報告された。委員会は、これらの報告を歓
迎し、2010年6月に開催された第20回セッションにおいて、事務局に対して引き
続きプラットフォームの作業を行いSCCRの第21回セッションでその活動について
報告をするよう求めた。さらに、委員会は、WIPO事務局に対して、発展途上国及
び後発発展途上国からもステークホルダーが効果的に参加できるのを確実にしそ
れを支えるための資金提供を行うよう要請した。プラットフォームの第2回会合
の後、事務局に対し、改めて途上国でのプラットフォーム会合開催に向け最大限
の努力をするよう要請があった。
6. 今回の第4回中間報告においても、任務の目標を達成するために必要なさらな
る措置を明示する。事務局は、提案された行動案を実行に移し、2011年6月に開
催されるSCCRのセッションで新たな報告を行うことについて、加盟国の承認を求
める。--略
WIPO(世界知的所有権機関)
ステークホルダー・プラットフォーム第4回中間報告(抄訳)
原文(英語):Standing Committee on Copyright and Related Rights
Twenty First Session Geneva, November 8 to 12, 2010
Fourth Interim Report of the Stakeholders’ Platform
http://www.wipo.int/edocs/mdocs/copyright/en/sccr_21/sccr_21_10.pdf
著作権及び著作隣接権に関する常任委員会 第21回セッション
2010年11月8~12日 ジュネーブ
ステークホルダーズ・プラットフォーム(Stakeholders’ Platform)の
第4回中間報告 事務局作成文書
はじめに
1. 本第4回中間報告は、2010年10月23日にニューデリーで開催されたステークホ
ルダー・プラットフォームの第5回会合の結果について報告するものである。
2. 2008年11月に開催された著作権及び著作隣接権に関する常任委員会(SCCR)
の第17回セッションにおいて、委員会は、視覚障害者の特別なニーズについて確
認し、失明者、視覚障害者及びその他読書障害者のこれらのニーズに対して、速
やかに、適切な検討を経た対応をすることが重要である旨を強調した。これには、
限界や例外についての分析を踏まえたうえで、保護された著作物へのアクセスの
促進及び増強を図るにはどのような方法・手段があるかを国内及び国際的なレベ
ルで話し合うことが含まれる。さらには、障害を持った人々による保護されてい
る著作物へのアクセスを確保するために取決めを促すべく、世界知的所有権機関
(WIPO)にステークホルダー・プラットフォームを設置することも含まれよう。
3. 上述の任務に基づき、WIPO事務局は、著作権の権利者及び印刷字が読めない
障害を持つ人々を含めた視覚障害者の具体的なニーズ、懸念及び代替的フォーマ
ットによる著作物への障害者のアクセスを促進するという目標達成に向けてのア
プローチ案を研究するために、彼らの権利を代表する主要なステークホルダーに
対して二つの会合に参加するよう求めた。
4. これまでのステークホルダー・プラットフォームの会合の開催状況は、次の
とおり。
第1回会合: 2009年1月19日、ジュネーブにて開催。
第2回会合: 2009年4月20日、ロンドンにて開催。
第3回会合: 2009年11月3日、アレキサンドリア(エジプト)にて開催。
第4回会合: 2010年5月26日、ジュネーブにて開催。
5. 上記の会合の中間報告は、SCCRの第18回、第19回及び第20回セッションにお
いて提出され(文書番号は、それぞれSCCR/18/4、SCCR/19/10及びSCCR/20/6)、
プラットフォームの最新の作業状況が報告された。委員会は、これらの報告を歓
迎し、2010年6月に開催された第20回セッションにおいて、事務局に対して引き
続きプラットフォームの作業を行いSCCRの第21回セッションでその活動について
報告をするよう求めた。さらに、委員会は、WIPO事務局に対して、発展途上国及
び後発発展途上国からもステークホルダーが効果的に参加できるのを確実にしそ
れを支えるための資金提供を行うよう要請した。プラットフォームの第2回会合
の後、事務局に対し、改めて途上国でのプラットフォーム会合開催に向け最大限
の努力をするよう要請があった。
6. 今回の第4回中間報告においても、任務の目標を達成するために必要なさらな
る措置を明示する。事務局は、提案された行動案を実行に移し、2011年6月に開
催されるSCCRのセッションで新たな報告を行うことについて、加盟国の承認を求
める。--略
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