文部科学省「教育の情報化に関する手引」について 2009/03/302010-04-20

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm

第9章 特別支援教育における教育の情報化
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2009/03/31/1259416_13_1.pdf

読字や意味把握に困難さがある場合

学習意欲を引き出すためには,本人の語彙や理解のペースに合わせることができ,
かつ視覚的にわかりやすく理解しやすい情報機器の活用が考えられる。例えば,
教科書準拠デジタルコンテンツは,教科書と同じ内容について,任意箇所の拡大
機能,任意の文章の朗読機能,絵や写真についての追加説明,動画やアニメーシ
ョン機能などデジタル処理ならではの機能をもち,マルチメディア性とインタラ
クティブ性などの特性を併せもつコンピュータの特徴を活かした教材として製作
されている。したがって,国語科の単元での文章理解,新出漢字の学習など,一
斉指導の場面で活用できることが大きな特徴である。
また,読字の支援としては,コンピュータでの使用を想定して製作された教科書
の録音教材がある。機能としては,文章を音声朗読しているところが自動的に反
転表示されるため,読み手は視覚的にわかりやすい。反転表示は,一文ごとや文
節ごとなどの設定ができる。また,朗読箇所に対応して挿絵や写真を表示するこ
とができるため,言葉のイメージをつかみやすいという特徴がある。
なお,情報機器とはいえないが,支援のための教材として視覚に困難さのある児
童生徒のために製作されている拡大教科書がある。通常の教科書と同等の内容を,
文字を大きくし,文章や資料を適宜レイアウト変更するなどして拡大提示してい
るところが特徴であり,読みの困難さの大きい児童生徒にも活用することができ
る。こうした手法により,読みの困難による学習内容の理解のつまずきを軽減す
ることができる。

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