発達障害の公共図書館・学校図書館に期待すること - 子どもたちとマルチメディアデイジー図書 山中香奈2011-12-25

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 著作権法改正と障害者サービス 第12回
 公共図書館・学校図書館に期待すること
 -発達障害の子どもたちとマルチメディアデイジー図書- 山中香奈

私の息子は小学校4年生のとき,マルチメディアデイジー図書に出会い,読めな
い息子が読書を楽しむことを知りました。マルチメディアデイジー図書はパソコ
ンで再生します。画面にはテキストが表示され,今読んでいる箇所をハイライト
表示してくれます。文字の大きさも色も自分の見やすいように変更することが可
能ですし,挿絵も画面で楽しむことができます。その上,自分のペースにあわせ
読んでくれるのです。

読めない彼らにとってマルチメディアデイジー図書は視力の悪い人のメガネであ
り,足が悪い人の杖や歩行器のようなものなのです。息子が「ボクはみんなみた
いにはできひんけどデイジーあったらできるんやな」と嬉しそうに笑って私に言
っていたことが忘れられません。--略

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